最近「ファスティング」「断食」という言葉をよく耳にする。
なんでも空腹時間を16時間以上設けると細胞が若返る!らしいことはネットでよく聞き「オートファジー」なんても呼ばれている。
今回はそれらを超越し、16時間どころか常に食べない事を継続しているというかなり興味深い実験をした人達の実体験が書かれている著書「食べない人たち 不食が人を健康にする」の概要や読んでみて自分の私生活にどう生かしていこうと考えたかを伝えていきたい。
目次
食べない人たち 「不食」が人を健康にする
著者:秋山佳胤、森美智代、山田鷹夫
発行者:梶山正明
発行所:株式会社マキノ出版
著者紹介
著者3人の「不食」という食べない事を継続して行っている実体験とその体験から得られた事などが主に書かれている。
不食って何?食べるってそれ位身体に負担が掛かるのかなど考えるキッカケになると同時に著者たちの習慣には驚愕する内容。
著者3人それぞれの話が1人1章づつ書かれている。(全3章構成)
第1章 秋山佳胤さん
弁護士・医学博士の資格を有している方。
気功法(中国古来の健康法の一種)やホメオパシー(自然治癒力で病気を治す療法)というものに出会い不食(食べないこと)の身体への好影響を実感していった。
第2章 森美智代さん
鍼灸師の資格を有し、鍼灸院院長をされている方。
難病の脊髄小脳変性症に罹患。その後西式・甲田療法にて病気を克服した経歴をもっている。
病気を克服するために行ったのが「不食」だったそう。
第3章 山田鷹夫さん
不食研究所の代表をされている方。
2004年にも本を出版されている。魚沼こしひかりの製作者。
本書概要
不食:食べ物を摂取せずとも人は生きていられる。巷で言われている栄養学や医学の観点から言ってもおかしな話で終わってしまいそうな内容。
しかしこの不食はコツさえ掴めば誰にでも出来る!これが本書の掴み。
著者3人の不食へ至るまでの経緯は違えど、不食への考え方は共通している事が多い印象。
読んでいて印象に残った共通点は
- 固定概念(食べないとダメ)が不食を邪魔する
- 不食は考えず実行あるのみ
- 食べない事に慣れるまでが大事
- 不食≠断食
固定概念が不食を邪魔する
著者たちも周囲から「そんな食べなくて大丈夫ですか?」等声を掛けられる事があったそう。やはり周囲からは変わった人・常識的におかしいのかなと思ってしまい不食が出来ないパターンもあるとのこと。これは不食に限らずのことで、世間一般的から外れたら心配にはなるもの。
不食は考えず実行あるのみ
「栄養足りなくなるよな」「体調崩したらどうしよ」じゃない。
考えるな、取り敢えずやってみろ。やってみて合わなかったらやめればいいんだ。
食べない事に慣れるまでが大事
著者たちもいきなり不食に移行するのはオススメしていない。
まずは3食→2食、2食→1食、1食を野菜だけのように段階を踏んでやるのが良いとのこと。
まず目標を1日1食にしていくことだそう。
不食≠断食
- 断食=修行・苦行 期間終われば元の食生活に戻る
- 断食=趣味 期間制限なし 楽しめる
これは完全に意識の差であるらしい。おそらくこれだけみても何の事か分からないと思うので、気になった人は是非一度で良いので手に取って読んでみて欲しい。
おわりに
今回は「食べない人たち 不食が人を健康にする」をレビューさせていただいた。
食事という当たり前の日常に少しでも目を向ける機会になり勉強になった。
自分も含め皆さんの食生活を改める良いキッカケになれば幸いと思います!!
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