近年は「オートファジー」「断食」などの健康に対する意識が高くなってきているように感じる。
私は前から料理も好きで栄養にも興味があった。なので改めて食事面や栄養について学びたいと思っていた。そこで見つけたのがこの「医者が教える日本人に効く食事術」。今回はこの書籍についてレビュー等を書いていきたいと思う。
目次
医者が教える日本人に効く食事術
著者:溝口徹
発行者:小川淳
発行所:SBクリエイティブ株式会社
2018年10月23日 初版第1刷発行
著者紹介
新宿溝口クリニック(日本初の栄養療法専門クリニック)の院長。
オーソモレキュラー療法というものに基づいた栄養療法に携わっている。
この栄養療法により多くの精神疾患やがんの治療にあたっている。
本書概要
はじめにと第1~4章構成の全200ページ程のボリューム。
人間の細胞や心・体を構成しているのは「食べ物」であることから、普段摂取する食べ物の質がどれ程大切か考えさせられる内容だった。
日本人に糖尿病罹患の人が多いのは何故か、糖質メインの食事は何故身体に良くないのか、体調不良の時はどんな食事を心掛けるべきか等たくさんの情報を得る事が出来る。
是非手に取って一度読んでみていただきたいと思う!!
読んでみての感想
元々、栄養のことや食事面の事に興味はある方だったので今後の食生活を見直す良いキッカケになったと感じた。意識しないと栄養は偏る傾向にあるし、日本という食べる事に困難しない国ならではの食生活由来の病気が増えるのも納得だなと思えた。
本書を読んで印象に残った事・実体験を挙げていこうと思う。
日本人は太りやすい
これは意外な事実で驚いた。太りやすいのはハンバーガーを食べている欧米の人達!というイメージが強かったがどうやら違うよう。
我々日本人は下っ腹が出る事が特徴な「内臓脂肪」がつきやすい遺伝子を持っていて、この内臓脂肪が身体の炎症を起こすのだそう。(血糖値を下げるインスリンの効き目を下げる)
そのため、意識的に内臓脂肪を減らして血糖値コントロールを妨げない食事を摂っていくことが将来の病気回避の為に必要であると言える。
実は太りやすい食べ物?
健康に良いイメージの「フルーツ」。実は日本のフルーツは糖度が高く、多量に摂取するとあっという間に糖質過多になるそうだ。
私も食後の健康的デザート的な感覚でリンゴやバナナを食べる事もあるが、今後は食べる量を調整して糖質を摂取しているんだと意識していきたいと思う。
本書ではオススメするフルーツや食べ方も紹介しているため気になる方は読むことをお勧めする。
糖質摂取を見直す
これは前から分かっていたが、改めてこの本を読んで糖質摂取量を見直そうと思った。
何故か。それはこの本のほとんどの章で「糖質」摂取によるインスリン分泌の話しが出てくるからだ。
私も本書を読んでから糖質摂取量を意識して生活している。具体的な行動は白米からオートミール、昼飯の菓子パンを辞めてプロテインバーを食べるようにしている。
菓子パン食べないのは体調が良い
もう当たり前のようなことだが、昼飯の菓子パンを辞めてから午後の仕事は眠気もなく快調。
これは菓子パンという糖質の塊による血糖値の爆上がりがなくなって、血糖値が安定したからと思っている。見直して本当に良かった。。
食生活を少し見直した実験記事も併せて読んでみて欲しい。
タンパク質、ビタミン系が大切
糖質の見直しと同時に行いたいのがタンパク質とビタミンの摂取ということ。
本書ではタンパク質摂取とタンパク質の吸収を助けるビタミン類の摂取を推奨している。そして有難い事に具体的にどのような食材を食べた方が良いのかアドバイスもしてくれる。
私も良く聞く「タンパク質が大事」という風潮にのってタンパク質は意識的に摂取していた。
最近ビタミンの大切さも感じて食事とサプリメント両方から摂取するようにしている。
まとめ
栄養の事や食生活を見直したいと思う人は一度読んでみると良いと思う。
おそらく自分の食事の偏りやその偏りはどう身体に悪いのか等を考える良いキッカケになるのではと思う。でも1番大事なのは読んで1つでも良いから実践してみることだと思う。
私も得られた情報から1つ1つ実践している最中。皆さんも是非一読して健康に近づきましょう。
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